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ショックの取り付け | 一般的なメンテナンス | 各走行前のチェック | サグの設定 | スプリングの変更方法 | サグの計測 | リバウンドの調節 | デュアルスピード圧縮 | ボトムアウト コントロール | サービスの間隔 | 重要な安全の情報
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特徴/調節 |
調節可能なデュアル(ハイ/ロー)スピードセンシティブ・コンプレッションダンピング(DSC)、鍛造アイレット、シャフトの大径化、ポジションセンシティブ・ブーストバルブ、チューニング領域の拡大のためオイルフローを増大、調整可能なボトムアウトコントロール、シュレイダーバルブによってコンプレッション特性が調整可能、リバウンド調節、コイルスプリングプリロード |
スプリング |
コイル |
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推奨使用方法 |
ダウンヒル、フリー走行、マウンテン全般 |
ショックを、スプリング・リテイナーと共に、しかしスプリングなしで取り付けます。(スプリングを取り外すには、スプリングの変更方法 を参照してください。)
サスペンションがフルストロークするまで動かします。
サスペンションが完全にストロークするまでの間、ショックのすべての部品がフレームおよびスイングアームに触れていないか確認します。
スプリングをショック上の正しい位置に戻します。
また厳しい環境下でご使用の場合は、より頻繁なメンテナンスが必要となります。ショックについてのメンテナンススケジュール を確認します。
ショックは石鹸と水だけで洗浄してください。
ショックの洗浄に、高圧洗浄機を使用しないでください。
内部機能の作業はFOX Racing Shoxあるいは認定サービスセンターで行ってください。
石鹸と水でショックの外側を洗浄し、柔らかな布で水分を拭き取ります。ショックの洗浄に、高圧洗浄機を使用しないでください。
損傷がないかどうか、ショックの外側全体を検査します。外側の部品に破損がある場合には、ショックを使用しないでください。この他の検査、修理に関してはお近くのディーラーあるいはFOX Racing Shoxまでご連絡ください。
クイックリリースレバー(またはスルーアクスルピンチボルト)が正しく調節および締められているかを確認します。
ヘッドセット調節をチェックしてください。もし緩んでいる場合には、メーカーの推奨するトルク値に従ってヘッドセットを調節します。
ブレーキケーブルあるいはホースが正しく固定されているかどうかチェックします。
平らな場所で前輪と後輪のブレーキが正しく作動するかどうかチェックします。
サグを測定し、以下のコイルスプリング設定ガイドラインの表 に示されている推奨サグ設定と比較します。サグが仕様通りでない場合は、次の作業を続けます。
仕様に基づき、プレロードリングを調節します。
サグ値が表の数値より低い場合は、プリロードノブを左回りに回します。常に、スプリングがしっかり固定され、勝手に動かないことを確認してください。
注: プリロードリングがスプリングと噛み合ったら、プリロードリングを右方向へ一回回します。適切なサグを得るために、このポジションからプリロードリングを左方向に回す必要があれば、よりレートの低いスプリングを使う必要があります。
サグ値が表の数値より高い場合は、プリロードリングがスプリングと噛み合った後、プリロードリングを右方向に最大二回まで完全に回します。
注: プリロードリングがスプリングと噛み合った後、正しいサグを得るのに右方向に完全に2回以上回す必要がある場合は、よりレートの高いスプリングを使う必要があります。
必要な場合は、FOX Racing Shoxまたは認定サービスセンターで、レートの高いまたは低いスプリングをお求めください。
ショックのトラベル
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推奨サグ値
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2.00/50.8 |
0.66/16.76 |
2.25/57.1 |
0.74/18.79 |
2.50/63.5 |
0.83/21.08 |
2.75/69.8 |
0.91/23.11 |
3.00/76.2 |
1.00/25.40 |
3.50/88.9 | 1.16/29.46 |
スプリングが楽に動くようになるまで、プリロードリングを緩めます。
スプリングを持上げ、スプリング・リテイナーを取り外します。
スプリングをショックのボディからスライドさせて外します。自転車のモデルによっては、リデューサーを取り外してからスプリングを取り外さなければならないものがあります。
新しいスプリングを正しい方向に置き(下記のスプリングオリエンテーションを参照)、ショックボディ上へスライドさせます。
スプリング・リテイナーをスプリングの下のショック上の位置に戻し、スプリング・リテイナーのスロットの開放部がスプリング端の平らな部分にくるようにします。
プリロードリングを、スプリングが動かなくなるところ丁度に締めます。
プリロードリングを完全にもう一度回します。
スプリングをショックボディに付け直すとき、スプリングが正しい方向に設置されていることが重要です。原則的に、スプリング・リテイナーのスペースが、スプリングが輪状になってくる部分ではなく、スプリングの平らな部分の上にくるようにします。正しい方向になるまで、スプリング・リテイナーを回転させます。
オリエンテーションが正しくない場合には、スプリングがすぐに故障し、制御を失った結果、致命的となる重傷を負う場合がありますので、ご注意ください。下記の図は、スプリングの正しい向きと誤った例を示しています。正しいスプリングオリエンテーションは、コイルスプリングを使うFOX Racing Shoxリアショックの全製品に当てはまります。
リバウンドは、ショックが圧縮された後に戻るレートを制御します。適切なリバウンド設定は個人の好みの問題で、乗り手の体重、乗車スタイル、乗車状態によって異なります。大体の感じとして、リバウンドの設定は、反動で乗り手がサドルから落ちてしまわない範囲で、できる限り速くします。
リバウンドノブにはおよそ15クリックの調節段階があります。
リバウンドを遅くするには、赤い調節ノブを右方向に回します。
リバウンドを速くするには、赤い調節ノブを左方向に回します。
LSC 調節器を手で右側に回すと、低速圧縮ダンピングが増加します。LSC 調節器は主に、ペダリングや G アウト、スムーズなジャンプの着地など、低速のサスペンションの動作中に圧縮ダンピングに影響を与えるものです。また、お使いの自転車のホイールのトラクションや、過酷性(またはプラッシュ)を左右します。LSC 調節器には、18 クリックの調節段階があります。
HSC 調節器は、2.5 mm のヘクサキーを使用して、角度のついた穴の一つにヘクサキーを挿入することで調節することができます。HSC 調節器を右側に回すと高速圧縮が増加し、左側に回すと高速圧縮が減少します。HSC 調節器は主に、急勾配のジャンプやフラットなジャンプの着地、角の突き出たバンプなど、中速から高速のサスペンションの動作中に圧縮ダンピングに影響を与えるものです。最良のセットアップの一つは、ボトミング前に(そしてボトミングせずに)高速圧縮ダンピングをできるだけ少なくして走行することです。ボトムアウトしても、そのショックの感触が好きな場合は、HSC 調節を増加させる前に、ボトムアウト コントロールを増加させてみてください。HSC 調節器には、12 クリックの調節段階があります。
ボトムアウト コントロールは、圧縮ストロークの最終段階に影響を与えます。ノブは、外周部にある穴の 1 つに 3 mm のヘクサキーを挿入して回すことができます。ノブの回転には、3 mm のヘクサキー以外のツールは絶対に使用しないでください!
ノブを完全に右回りに回すことで最大のボトムアウト コントロールを得ることができ、また左回りに回すと少なくできます。4 クリックの調節段階があります。
注: ボトムアウト コントロールの圧力は、工場出荷時に 160 PSI に設定されています。
Fox 高圧ハンドポンプを使用してボトムアウト コントロールの空気圧を調節する詳しい情報は、ボトムアウト コントロールの空気圧の変更をご覧ください。
ボトムアウト コントロール バルブは、位置に敏感なエンド ストロークのダンピングを提供します。 これにより、小さな凹凸の衝撃から大きなドロップ ボトムアウトへのスムーズな移行を実現します。 ボトムアウト バルブは直接調節されません。その代わり、その動きと走行機能の特性は、リザボア内の空気圧設定とリザボアのボトムアウト コントロールノブの調節によって決定されます。 DHX RC4 ショックのボトムアウト コントロールのダンピング特性を変更するには、FOX 高圧ポンプをリザボア上のエアバルブに取り付けます。 より大きなボトムアウト レジスタンスを得るには、最大 200 PSI までの範囲で、空気圧を 10-15 ポンド高めます。 より小さなボトムアウト レジスタンスにするには、ポンプのブリードバルブを使って、最低 125 PSI までの範囲でショックの空気圧を 10-15 ポンド低くします。 この手順を繰返す前に、自転車に乗って設定の確認を行います。
注意! リザボア エアチャンバの空気圧が 125 PSI 未満または 200 PSI 以上の場合は、決して自転車に乗らないでください。ショックにダメージが加わり、修理が必要となります。この場合は保証の対象外となりますのでご注意ください。
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