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DHX RC2

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特長/調節

鍛造アイレット、シャフトの大径化、ポジションセンシティブ ・ブーストバルブ、チューニング領域の拡大のためオイルフローを増大、シュレーダーバルブで調節可能なボトムアウト・コントロール、 コイルスプリング・プリロード、リバウンド調節、低速側コンプレッション・ダンピング設定(LSC)

スプリング

コイル

推奨使用方法

ダウンヒル、フリーライド、マウンテン全般

ショックの取り付け

ショックがオリジナル装備でない自転車に取り付ける場合:
  1. ショックを、スプリング リテイナーとともに、しかしスプリングなしで取り付けます。(スプリングの取り外し方法は「スプリングの交換」をお読みください。)
  2. サスペンションがトラベル全体を一回転するよう、慎重に回します。
  3. サスペンションが完全にトラベルする間、ショックのすべての部品がフレームおよびスイングアームに触れていないことを確認します。
  4. スプリングをショック上の正しい位置に戻します。
  5. サグを設定します。

一般的メンテナンス

考慮すべき注意点:

各走行前のチェック

  1. 石鹸と水でショックの外側を洗浄し、柔らかな布で水分を拭き取ります。ショックには、高圧洗浄機を使用しないでください。
  2. 損傷がないかどうか、ショックの外側全体を検査します。外側の部品に損傷がある場合には、ショックを使用しないでください。この他の検査、修理に関してはお近くのディーラーあるいは FOX Racing Shox までご連絡ください。
  3. クイックリリース レバー(またはスルーアクスル ピンチボルト)が正しく調節され、しっかり固定されているかチェックしてください。
  4. ヘッドセット調節をチェックしてください。緩んでいる場合には、メーカーの推奨するトルク値に従ってヘッドセットを調節します。
  5. ブレーキケーブルあるいはホースが正しく固定されているかどうかチェックします。
  6. 平らな場所で前輪と後輪のブレーキが正しく作動するかどうかチェックします。

サグ設定

DHX RC2 のサグを設定するには:
  1. サグを測定し、下のコイルスプリング設定ガイドラインにあるサグ設定推奨値と比較します。サグが指定値に合わない場合は、この先の指示に従ってください。
  2. プレロードリングを、次のとおり調節します:

    サグ値が表の数値より低い場合は、プレロードリングを左回りに回します。常に、スプリングがしっかり固定され、勝手に動かないことを確認してください。

    プレロードリングがスプリングと噛み合ったら、プレロードリングを右方向へ一回回します。適切なサグを得るために、このポジションからプレロードリングを左方向に回す必要があれば、よりレートの低いスプリングを使う必要があります。

    サグ値が表の数値より高い場合は、プレロードリングがスプリングと噛み合った後、プレロードリングを右方向に最大二回まで完全に回します。

    適切なサグを得るために、プレロードリングがスプリングに噛み合った後にプレロードリングを右方向に二回以上回す必要があれば、よりレートの高いスプリングを使う必要があります。

  3. お使いの特定モデルの自転車に最適なサグの設定は、自転車メーカーのマニュアルを参照してください。サグの推奨設定値が見当たらない場合は、下のコイルスプリング設定ガイドラインを参照してください。
  4. 必要な場合は、FOX Racing Shox または認定サービスセンターで、レートの高いスプリングまたはレートの低いスプリングをお求めください。

    コイルスプリング設定ガイドライン

    ショックのトラベル
    (インチ/ミリ)

    推奨サグ値
    (インチ/ミリ)

    2.00/50.8

    0.66/16.76

    2.25/57.1

    0.74/18.79

    2.50/63.5

    0.83/21.08

    2.75/69.8

    0.91/23.11

    3.00/76.2

    1.00/25.40

    3.50/88.9

    1.16/29.46

スプリングの変更方法

  1. スプリングが楽に動くようになるまで、プレロードリングを緩めます。
  2. スプリングを持ち上げ、スプリング リテイナーを取り外します。
  3. スプリングをショックのボディ上でスライドさせます。自転車のモデルによっては、リデューサーを取り外してからスプリングを取り外さなければならないものがあります。
  4. 新しいスプリングを正しい方向に置き(下のスプリング オリエンテーションを参照)、ショックボディ上へスライドさせます。
  5. スプリング リテイナーをスプリングの下のショック上の位置に戻し、スプリング リテイナーのスロットの開放部がスプリングの端の平らな部分にくるようにします。
  6. プレロードリングを、スプリングが動かなくなるところ丁度に締めます。
  7. プレロードリングを完全にもう一度回します。

スプリング オリエンテーション

スプリングをショックボディに付け直すとき、スプリングが正しい方向に設置されていることが重要です。原則的に、スプリング リテイナーのスペースが、スプリングが輪状になり始める部分ではなく、スプリングの平らな部分の上にくるようにします。正しい方向になるまで、スプリング リテイナーを回転させます。

オリエンテーションが正しくない場合には、スプリングに修理不能の故障が生じ、制御を失った結果、致命的となる重傷を負う場合がありますので、ご注意ください。下の図は、正しいスプリング オリエンテーションと誤った例を示しています。正しいスプリング オリエンテーションは、コイルスプリングを使う FOX Racing Shox リアショックの全製品に当てはまります。

スプリングレートの読み取り

リバウンド調節

リバウンドは、ショックが圧縮された後に戻るレートを制御します。適切なリバウンド設定は個人の好みに左右され、乗り手の体重、乗車スタイル、乗車状態によって異なります。大体の感じとして、リバウンドの設定は、反動で乗り手がサドルから落ちてしまわない範囲で、できる限り速くします。

リバウンドノブには、約 15 クリックの調節段階があります。

リバウンドを遅くするには、赤い調節ノブを右方向に回します。

リバウンドを速くするには、赤い調節ノブを左方向に回します。

低速圧縮(LSC)調節器

LSC:(低速圧縮)

LSC 調節器をマイナスドライバーで右側に回すと、低速圧縮ダンピングが増加します。LSC 調節器は主に、G アウトやスムーズなジャンプの着地など、低速のサスペンションの動作中に圧縮ダンピングに影響を与えるものです。また、お使いの自転車のホイールのトラクションや、過酷性(またはプラッシュ)を左右します。LSC調節器には、18 クリックの調節段階があります。

ボトムアウト コントロール

ボトムアウト コントロール バルブの調節

注:  ボトムアウト コントロールの圧力は、工場出荷時に 160 PSI に設定されています。

Fox 高圧ハンドポンプを使用してボトムアウト コントロールの空気圧を調節する詳しい情報は、「ボトムアウト コントロールの空気圧の変更」をご覧ください。

ボトムアウト コントロール バルブは、位置に敏感なエンド ストロークのダンピングを提供します。これにより、小さな凹凸の衝撃から大きなドロップ ボトムアウトへのスムーズな移行を実現します。ボトムアウト バルブは直接調節されません。その代わり、その動きと走行機能の特性は、リザボア内の空気圧設定によって決定されます。DHX RC2 ショックのボトムアウト コントロールのダンピング特性を変更するには、FOX 高圧ポンプをリザボア上のエアバルブに取り付けます。より大きなボトムアウト レジスタンスを得るには、最大 200 PSI までの範囲で、空気圧を 10-15 ポンド高めます。より小さなボトムアウト レジスタンスにするには、ポンプのブリードバルブを使って、最低 125 PSI までの範囲でショックの空気圧を 10-15 ポンド低くします。 この手順を繰返す前に、自転車に乗って設定の確認を行います。

注意!  リザボア エアチャンバの空気圧が 200 PSI 以上または 125 PSI 未満の場合は、決して自転車に乗らないでください。ショックにダメージが加わり、修理が必要となります。この場合は保証の対象外となりますのでご注意ください。

注:  レーシングへの適用として、FOX Racing Shox はリザボア内に窒素ガスを使用しています。最大で 78%までが窒素ガスですが、毎日のライドには、ハンドポンプでの空気注入で十分です。



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